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トップクラスの耐久性をもつ無機有機塗料!メリットとデメリットも紹介!!

数ある塗料の中でも最高の耐久性を誇る「無機有機塗料」をご存じですか?

 

住宅塗装においておおよそ主流となっているシリコン系塗料の耐久年数が、10年~15年なのに対して無機塗料の耐久性はなんと

 

約20年~25年!

 

住宅の外壁塗装では10年スパンでの塗替えをおすすめしていますが、10年毎に費用がかかるとなかなか難しいのが現実ではないでしょうか?

 

無機有機塗料は費用はかかりますが、一度無機に塗り替えたら

超低汚染性(汚れが付着しにくく、雨水で汚れが落ちる!)

・超耐候性(20年以上はしっかり美しく守ってくれる!)

・柔軟性(地震などで下地が揺れても塗膜がひび割れない!)

 

など長い目でみたらコスパは最強です。無機で塗り替えして10年以上先に売却するとしても効果が保てているので自宅の売却にも有利です。

 

今回は最高グレードに君臨する無機有機塗料について説明をしたいと思います。

 

無機有機塗料とはどんな素材なのか?

無機有機塗料とは他の塗料とは材料の「素」が違います。どのような素材で、どれくらいの価格になるのでしょうか?

 

無機有機塗料とは?

無機有機塗料とは、無機と有機のハイブリッド型の塗料ですが、総称して無機塗料と呼ばれることもあります。

 

簡単に説明すると、そもそも「無機」とは炭素を含まない物質でガラスや陶器などがありますが、

 

紫外線に影響を受けない

 

ということが一番の特徴。塗料において紫外線は塗料の劣化を招く一番の原因。つまりその塗料の大敵である紫外線の影響を受けないのが無機なんです。

 

ただ無機の欠点が一つ。とっても固いということ。

 

住宅は地震なり気温の変化で常に多少動いています。表面を覆う塗料はその動きに付いていける柔軟性がないとひび割れなどの原因となります。

 

そんな課題のあった無機でしたが、それに相反するのが有機。有機はゴムや樹脂など、無機と違って紫外線の影響を受けますが、一方でとてもやわらかいことが特徴です。

 

その有機の柔軟性を無機に取り入れたのが「無機有機のハイブリッド塗料」なんです。塗料に関わらず、今色んな分野で研究が進んでいる無機有機のハイブリッド素材。塗装業界でも比較的新しい材料で、塗料の中では最高グレードとなります。

 

無機有機塗料は各メーカーより販売されていますが、名前が「パーフェクトセラミックトップ」「アレスダイナミックmuki」などがあります。

 

無機有機塗料の平均価格

1番気になるのがやはり、「金額」ですよね。耐久年数とともに単価を比較してみると

 

素材 耐久年数 単価(m²)
アクリル 5~7年 1,400~1,600円
ウレタン 8~10年 1,700~2,200円
シリコン 10~15年 2,300~3,000円
ラジカル 12~15年 2,500~3,000円
フッ素 15~20年 3,800~4,800円
光触媒 15~20年 4,200~5,000円
無機 20~25年 4,500~5,500円

 

シリコン素材と比べると2倍近くの価格になります。

 

家の形などでも変わりますが、一般的なお家の大きさで延床35坪の二階建てのお家だとおおよそ115m²とすると

 

・シリコン

115m²×2,300円=264,500円

 

・無機

115m²×4,500円=517,500円

 

その差¥253,000円になります!

 

この差で耐久年数が2倍になります。あなたはそれを高いと考えますか?安いと考えますか?

 

無機有機塗料のメリット・デメリットは?

最新の素材である無機有機塗料ですが、メリット・デメリットも把握した上で最終判断しましょう!

 

無機有機塗料のメリット

  • 耐久性の圧倒的な高さ
  • 美しい艶感
  • 汚れにくい
  • 燃えにくい
  • 変色しにくい

耐久性の高さはもちろん、艶感も一番です。もし艶を求めるなら無機有機をおすすめします。そして大切なのが汚れにくいということ。雨だれ汚れはもちろん、カビや藻汚れなどもつきにくいため、長期間きれいな状態が続きます。

 

また表面が燃えにくいという特徴もあり、紫外線に強いため変色しにくいことがあげられます。まさに美しくそして守りも強い、最高の塗料ですね!

 

無機有機塗料のデメリット

  • 金額が高い
  • 技術を要する
  • 木には塗れない
  • 艶なしがない

一番のデメリットはやはり金額でしょうか。皆さん一様に金額の件をあげられます。そして技術面に関しては、高い品質を持つ塗料ですが、それは「メーカーが指定した条件、塗り方を忠実に守れているか」という条件のもとです。

 

2液の塗料を撹拌して使用するのですが、その撹拌一つでも品質に大きな差がでます。そして上塗りの素材が2種類あるメーカーであれば、上塗りが均一に少しでも隙間なく塗ることができていないと劣化の原因となるのです。

 

ある程度経験をつんだ塗装職人であれば塗り方の優劣はさほど気にすることはありません。何が大切かというと、

 

丁寧に仕事をしているかということです。この一言に尽きます。

 

また、艶感がすごいというお話をしましたが、逆に艶は欲しくないという方にとっては艶消しは選択できません。ただ3分ツヤはあるので3分ツヤであればそこまで艶感は気にならないものです。

 

塗る素材に関しては木への塗装は推奨されていませんので、あまりおすすめはしません。

 

事例

【Before】

こちらのお宅は築18年のお家ですが、外壁の黒ずみや色褪せがありそれにともなって胴差しの劣化も目につくということでお見積の依頼がありました。

 

こちらは無機とシリコンの2パターンの見積りをご提案しましたが、メーカー保証が10年でることと、長い目で見た時のコストを考えて無機に決められました。

 

工事のポイントとしては

・地域として閑静な住宅街であることと、前面の道路がやや狭いので足場や工事の際に近隣迷惑にならないよう挨拶や注意喚起に気を使った

・無機塗料は2液性だったので塗料を混ぜる際に専用の機械を用いて丁寧に撹拌した

 

延床約60坪

金額190万(屋根なし)

【After】

目地シーリングのひび割れもありましたが、シーリングの新規打替えをした上で無機有機塗料を塗っているので現在も外壁・シーリングともに美しくたもつことができています。

 

仕上りの艶感や美しさにお客様から満足のお声をいただくことができました。

 

まとめ

無機有機塗料とは無機と有機のハイブリッド塗料であり、20年以上の高い耐久性と紫外線にも強く色褪せしにくく汚れにくいという最高グレードの塗材です。

 

価格単価としてはm²=4,500~5,500円と価格も最高価格となりますが、耐久性を考え長い目でみるとコスパがいいと言えます。

 

見た目はもちろんですが、長く外壁を外的刺激から守ってくれるという点でおすすめしたい商品です。ですが、高い品質は丁寧な作業で保証されるものであり、おまかせする塗装屋さんをしっかり見極める必要があります。

 

また、塗装会社は様々あり実際塗り替えてからまた連絡をしようにも会社がつぶれていたというケースも多くあります。保証や長い付き合いを考えると歴史のある会社がやはりいいですよね。

 

大分県の佐藤塗工は創業70年の地域に根差した歴史のある会社です。官公庁から戸建て住宅まで多くの実績と高い技術を持ち、塗装屋として塗装実績はもちろん従業員数も大分ナンバー1の会社です。

 

大分の佐藤塗工は、技術と保証とで安心と満足をお約束します。お見積りや調査は無料ですのでぜひご相談ください。

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