コスパを考えるならシリコン塗料!外壁塗装におけるシリコン塗料の選び方
「外壁のひび割れが気になる」
「壁がだんだん色あせてきた」
外壁のお悩みから外壁塗装を検討されている方も多いかと思います。
さまざまな塗装会社に相見積を出してみたけど、どれがいいのか分からない!塗り替えの相場や、塗料の種類まで標準はどれくらいなのでしょうか?
シリコン塗料は塗料のグレードの中で最も多いかもしくは二番目に使われている標準的なグレードです。
値段と耐久年数を考えコスパが良いことが特徴です。
そこで今回は主流であるシリコン塗料ってどんなもの?ということで、相場からメリットデメリットまで合わせて説明します。
そもそもシリコン塗料ってなに?メリットデメリットとは?
シリコンと言えば身近にある素材の一つですが、塗装においてはシリコンはどのような働きをしてくれるのでしょうか?
シリコン塗料とは
塗料の成分は大きく分けて
- 「樹脂」
- 「顔料」
- 「添加物」
- 「溶剤」
で構成されていますが、この樹脂の素材がシリコンのものを「シリコン塗料」と呼びます。
厳密にはアクリル系シリコンとも呼ばれますがアクリル塗料と分けるため、ここではシリコン塗料と説明します。
シリコン塗料は、外壁塗料として使い始めてからの歴史が長く、実績も多いことから多くの塗装会社で使われてきました。
価格から耐久年数、機能までトータルで優れており、日本の気候にもあった素材です。
シリコン塗料のメリット
シリコン塗料はトータルで優れている塗料ですが、特にあげるメリットとしては以下の4つ。
- 耐熱性・耐候性・耐水性に優れている
- 光沢保持率が高い
- 汚れが付きにくい
- 価格が手ごろ
シリコンの耐久年数はおおまか10~15年と言われており、塗膜が厚く撥水性や耐熱性に優れており汚れも落ちやすいことが特徴。
またシリコン特有の艶感もあり、長期間艶が続くのも人気です。
シリコン塗料のデメリット
どんな塗料にもデメリットはありますが、シリコン塗料としてのデメリットは以下の2つです。
- やや弾性が低く、ひび割れしやすい
- 重ね塗りには素材を選ぶ
今やさまざまなシリコン塗料が出ているので、一概には言えませんが、やはりグレードが上の素材に比べれば弾性が低いため塗膜が固く、地震や経年劣化によってひび割れが起きやすいと言えます。
また10年後にいざ塗り替えようとなった時に、サイディングなどの外壁の素材や、同じシリコン塗料が塗られていた場合、塗料がのりにくく剥がれやすくなるので素材の選定が重要になります。
ただ、下塗りを変えたり対策次第で問題ないので、しっかり調査してくれる塗装会社を選びましょう!
シリコン塗料の相場って?
素材や性質が分かっても、一番気になるのがお金ですよね。外壁塗装には明確な料金の決まりがありませんが、塗料価格の相場は大切です。見積りを確認してみましょう。
素材 | 耐久年数 | 単価(m²) |
アクリル | 5~7年 | 1,400~1,600円 |
ウレタン | 8~10年 | 1,700~2,200円 |
シリコン | 10~15年 | 2,300~3,000円 |
ラジカル | 12~15年 | 2,500~3,000円 |
フッ素 | 15~20年 | 3,800~4,800円 |
光触媒 | 15~20年 | 4,200~5,000円 |
無機 | 20~25年 | 4,500~5,500円 |
同じシリコンでも塗装会社より様々なシリコンが販売されており、その性能においても相場が異なってきますが、おおまかな単価は上記になります。
標準的な2階建ての35坪の住宅の場合、外壁面積を115.5㎡とすると
2,300×115.5=¥265,650になります。
ちなみに、約耐久年数が1.5倍のフッ素と比較してみると、約17万近くの差がでます。お家の形で外壁の面積は変わるのでバルコニーの有無や状態によっても当然変わってきます。
シリコンの種類でも水性や溶剤タイプのものから1液2液がたのものまでさまざま。
そのため、シリコン塗料を提案されたときはなぜその塗料が、うちの外壁にあっているのかなどの理由も合わせて聞いてみるといいでしょう!
事例
【Before】
こちらは外壁にカビが生えて目立つということで塗替えのご相談を受けました。外壁がリシンでできており、ざらざらとした外壁が特徴で日本家屋風のお家などでも良く利用されています。
とても趣があっていい外壁なのですが、外壁へ面の凸凹が多いことからカビが付きやすいというデメリットも。
そこで、今回こちらはリピーター様からのご紹介ということもあり洗浄後に下塗りをサービスさせて頂き塗替えをおこないました。
その後水性シリコンをローラーで3回塗りにて仕上げています。
ちなみにリシンのカビでお悩みの際は、カビは一度根ずくとあとからどんどん出てくるので早めの塗りかえがおすすめ。
また高圧洗浄時にカビ対策することも大切です!
金額 計190万(屋根、駐車場の屋根の塗替えも込)
【After】
リシンの部分の色のベースは変えずに塗装しています。
カビがなくなりきれいになったことでとても喜んでいただきました。当社ではリピーター様やご紹介の方が多くいらっしゃることが自慢の一つです。
まとめ
今回は主にシリコン塗料について説明しましたが、今はラジカル制御型のシリコン塗料も販売されており、ほぼ同じ単価で耐久年数もあがることからこちらもすすめています。
日々塗料会社よりさまざまな塗料が販売されているので、外壁塗装を検討する際は塗料選びの参考にしてみてください。
外壁の性質や状態にもよりますので、まずは現地の調査をしっかり丁寧におこなってくれる会社を選ぶことが大切です。
大分県の佐藤塗工は現地調査から見積りまで無料でおこなっており、幅広い知識や経験をもった営業マンが伺います。見積りの内容も、細かく丁寧に作っておりますので外壁塗装の際はご検討ください。
大分の佐藤塗工はリピーター様やご紹介が多いことからも、きっと満足する仕上りになること間違いなしです!