大分市 外壁塗装で利用できる補助金は?
家を建てて約10年後からやってくるメンテナンス。外壁塗装も住宅の外観はもちろん機能を維持するためにも必要なメンテナンスの一つです。ただし外壁から屋根まですべて塗装するとなると安い金額ではないので、決断するにも悩まれる方が多いのでは?
そこで気になるのが外壁塗装や屋根塗装の際に使える補助金などの制度の有無ではないでしょうか?補助金は地方によって異なりますがここでは大分県大分市の補助金、または外壁塗装や屋根塗装で利用できる制度などをご紹介します。
大分県・大分市で利用できる補助金制度は
令和5年8月現在において、大分県大分市で外壁塗装や屋根塗装が目的で利用できる補助金の制度はありませんが、耐震改修や子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業にて屋根の葺き替えや外壁改修の一部が対象となる可能性があります。
木造住宅の耐震診断および耐震改修
耐震基準の見直し前の昭和56年6月以前に建てられた木造住宅が対象であり、耐震改修が必要と診断された際に工事費用を補助する制度です。
木造住宅の耐震診断および耐震改修に対して補助を行います。参照:大分市HP
対象は以下の通りです。
耐震改修工事 | 要件 | 耐震診断の結果、上部構造評点が1.0未満のものに改修工事を行い、改修後の上部構造評点が1.0以上となるもの |
補助金額 | 耐震改修工事に要した費用の額の3分の2以内の額 ※千円未満は切り捨て | |
上限額 | 100万円 下記のいずれかに該当する場合は上限120万円の可能性があります。
(1)床面積の合計が180平方メートル以上であるもの (2)昭和34年12月末日までに建築されたもの (3)耐震診断の結果(精密診断法に限る)、各界の上部構造評点が0.4未満と判定されたもの (4)補助対象者または住宅の所有者が65歳以上で世帯所得総額が350万円未満のもの |
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部分耐震改修工事 | 要件 | 耐震診断の結果、1階部分の上部構造評点が0.7未満の物に、以下のいずれかの改修工事を行ったもの (1)住宅全体の上部構造評点が0.7以上となるもの (2)2階建て住宅等の1階部分の上部構造評点が1.0以上となるもの |
補助金額 | 耐震改修工事に要した費用の額の3分の2以内の額 | |
上限額 | 60万円 |
出典:大分市HP
耐震工事の際に屋根の履き替えや外壁の補修が必要な場合に一部対象となる可能性があります。
子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業
子育て世帯の住環境の向上や3世代同居による子育てや高齢者の暮らしの安全確保のための補助です。
大分市子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業の補助金交付制度 参照:大分市HP
以下に子育て世代の対象を一部紹介します(高齢者世帯や3世帯同居のための補助の要件は別途あり、HPを参照されてください。)。
1 世帯要件 | 子育て世帯で、かつ、世帯員(三世代同居世帯にあっては、子育て世帯の構成員)全員の前年の所得総額が600万円未満の世帯が行う工事であること。 |
2 住宅要件 | 大分市内にあり、子育て世帯が居住している住宅(マンション等の共同住宅にあっては専有部分に限る。)で行う工事(既存住宅を購入して工事を行う場合を含み、離れ等の附属棟のみを改修する場合を除く。)であること。この場合において、店舗等の用途を兼ねる住宅であるときは、その用途に供する部分の床面積が延べ床面積の2分の1未満のものに限る。 |
昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅にあっては、大分県が実施する耐震アドバイザー派遣制度を申請時までに利用すること。 | |
3 工事要件 | 次の第1号から第11号までのいずれかの工事を1以上含み、かつ、第15号の要件を満たす工事(第1号から第11号までのいずれか1以上の工事と併せて行う第12号、第13号または第14号の工事を含む。)であること。 |
⑴子ども部屋(収納、便所および廊下を含む。以下「子ども部屋等」という。)の増築工事 | |
⑵子ども部屋等の間取り変更工事 | |
⑶子ども部屋等の内装改修工事 | |
⑷子どものために行う便所改修工事 | |
⑸子どものために行う浴室および洗面所改修工事 | |
⑹子ども用の机およびベッド設置のため畳を板張りに変更する工事 | |
⑺ベビーカー用スロープ設置工事 | |
⑻テレワークスペース改修工事 | |
⑼キッズスペース改修工事 | |
⑽対面キッチン改修工事 | |
⑾その他市長が認める子どものために行う改修工事 | |
⑿要綱別表第3に掲げる工事(祖父または祖母が近居をする場合に限る。) | |
⒀省エネ改修工事 | |
4 施工者要件 | 次の各号のいずれかに該当する施工者が行う工事であること。 |
⑴大分市内に本店を有する法人 | |
⑵大分市内に住民票がある個人 | |
⑶大分県内に本店を有する法人または大分県内に住民票がある個人であって、市長が特に必要と認めるもの(前2号のいずれかに該当する者を除く。) |
出典:大分市
いずれも外壁や屋根の塗装や改修をメインとする補助金はない
大分市では外壁や屋根の改修を主とした補助金はありません。ただし、耐震やバリアフリー省エネ改修などの目的で外壁の補修が必要な場合、補助金がおりる可能性があります。対象の方はまずは専門の業者や役所へ相談してみて対象になるかどうか相談してみるのも良いかもしれません。
補助金の以外で利用できる制度は?
外壁塗装、屋根塗装のリフォームを考えているけど、補助金の対象ではない場合、そのほかに利用できる制度はないのでしょうか?もし外壁や屋根の補修の理由が自然災害によるものだった場合、火災保険や地震保険がおりることをご存じですか?どこまで適応されるかは保険の内容によって異なるので、不明な方は保険証券をまず確認してみましょう。
地震保険
近年大きな地震が立て続けによって起きています。地震保険が適応されるのは自宅が倒壊などのケースだけではありません。地震が起きることで住宅は大きく揺れ、外壁や基礎にヒビや割れ、または外壁の破損等が起きる可能性があります。外壁や基礎のひび割れは普段からよく見ていないと気付かないこともありますが、大きな地震後は一度外壁を確認することをお勧めします。その際に大きなひび割れや、細かいひび割れが無数に見つかった場合には一度損害保険会社に連絡して現地調査をしてもらいましょう。
経年劣化によるひび割れでは保証されませんが、地震によるものだと判定されると一定の保険金を受け取ることができます。
火災保険
火災保険という名の通り火災はもちろんですが、それ以外でも台風や落雷、ひょうなど飛来物により住宅が損害を受けた保険の適応となる可能性があります。水害等も含まれますが、保険のプランによって保障対象は様々あり、対象でない可能性もあるため注意しましょう。
こちらも、自然災害により影響を受けた可能性があると思った際は一度損害保険会へ相談しましょう。
経年劣化によるものでは保険金はおりない
もちろんですが、経年劣化による破損では保険適応にはなりません。ただし、素人では判断が難しく損害保険会社から派遣される損害鑑定人に依頼したところ期待していなかったのに保険金がおりたということもあります。そのため、普段から一度外壁や家の周りを時折観察しては普段の状態を把握しておくとより良いでしょう。
おわりに
大分市では外壁塗装や屋根塗装を目的とした補助金はありませんが、リフォーム等で一部対象となる可能性があります。必ず工事施工前に申請をしないと補助金はおりませんので、ご自分が対象かどうか市役所か専門の業者へ工事着工する前にまず相談してみることをお勧めします。
また地震保険や火災保険も住宅のみならず外構など対象となるのに申請しない方も多くいらっしゃるため、保険内容を振り返るとともに、住宅の状態を普段から把握してくおくことも大切ではないでしょうか?外壁や屋根は目視では分からない範囲も多くあるため、住宅の主治医として家を建てたハウスメーカーや専門の塗替え業者に定期的に点検してもらいましょう。
大分市の佐藤塗工は塗装のプロフェッショナルとして、ダイワハウスや積水ハウスなど大手のハウスメーカーはもちろん日本家屋など知識と経験が必要なケースの塗装実績が多数あります。地元の企業として責任をもって工事を担当させていただき、施工後も長いお付き合いとしてメンテナンスやご相談にも対応させていただいております。現地調査からお見積りまで無料ですのでお気軽にご相談ください。