テリオ中島西 磁器タイル剥落緊急対策工事を行いました
- Before
- After
大分市にあるテリオ中島西の磁器タイル剥落緊急対策工事を行いました。
この写真でとても危険な状態の箇所があります。
お分かりいただけるでしょうか!?
そうココです!
マンションの外壁タイル(磁器タイル)が浮いています。
近くによるとこんなにも浮いています。
このままでは外壁タイルが落下し、居住者や通行人に当たり大けがや最悪死亡災害に繋がる可能性があり、大変危険な状態です!
オーナー様に即時に状況を説明し、急ぎ緊急対策工事を行わせていただきました。
カッター入れ
目地を切り込み入れ、振動を与えて古いタイルを壊してはがします。
清掃
はがした面はしっかりと掃除します。
圧着セメント
タイルの下地モルタルを塗ります。
磁器タイル張り
しっかりとタイルの後ろにモルタルが充填されています。
磁器タイル張り完了
目地うめ
タイルの目地を入れ掃除をして施工完了。
ここからアンカーピンニング工法を紹介します。
浮きが発生しているタイル目地に穿孔(せんこう:穴をあけること)を行い、エポキシ樹脂などの接着剤を注入してから孔内にアンカーピンを挿入することでタイルの浮き部全体を固定する工法です。
打診検査、マーキング
外壁タイルの劣化状況をチェックするには、打診棒と呼ばれるもので、叩いて『浮き』がないか調査行っていきます。
実はこの『浮き』が一番やっかいなんです!
外見上は特に異常はなく、目に見えない症状になるので非常に厄介な不具合です。
打診チェックを入念に行い、タイルが浮いてある場所は写真のようにテープでマーキングをします。
コンクリート用ドリルを用いて目地に穴をあけます
コンクリート片を除去するとともに穴の中もブラシや圧縮空気缶などで清掃をします
注入ポンプを用いて孔内の最深部から徐々にエポキシ樹脂を注入します。
ステンレス製のアンカーピンを孔内に挿入します。
アンカーピン挿入したあと、はみ出したエポキシ樹脂を拭き取って、パテなどで穴埋め処理すれば完了です。
今回実施した工事内容について
- 施工場所
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大分県大分市
- 施工期間
- 2019年3月 工事期間4週間
- 主な施工内容