File No. 001 職人

昭和54年入社田中軒二Kenji Tanaka

妥協なく仕上げるには誠実さと責任感の強さも必要です。技だけでなく、そういったことも含めて後輩に指導していきたいと思っています。あと何年、現場に立てるか、わかりませんが、後進の指導を行いながら、技術・技能の伝承を行うことが、皆さんへの恩返しと考えています。

受賞歴
  • 平成17年 第20回全国建築塗装技能競技大会(京都)
    九州代表 特殊な装飾塗装・木目調仕上げ部門「日本一」
  • 平成26年 優秀施工者 国土交通大臣 顕彰 受賞
  • 平成28年 春の叙勲瑞宝単光章を受賞

長年の経験が成す、熟練の自信と誇

塗装業が楽しそうだと思ったことがきっかけでこの世界に入りました。きっかけは単純なことでしたが、実際作業をしていく中で、この仕事にますます魅力を感じ、技術を高めながら、成長してきました。

今では社内一のベテランとして、現場で職長をしています。

長年の経験の中で、一番の思い出は、京都で開催された「全国建築塗装技能競技大会」に九州代表選手として出場し、特殊な装飾塗装・木目調仕上げ部門において「日本一」になったこと。

また、平成28年の春の叙勲では瑞宝単光章を受賞し、家族をはじめ、関係者からお祝いの言葉をいただいたことが最大の喜びです。資格の取得や賞をいただけたことは、自分自身への自信と誇りとなり、よい仕事につながっています。

お客様との信頼は、誠実な仕事から生まれる

主な仕事として、県内の爽風館高校・上野ヶ丘中学校、OBS大分放送本社などの大手新築工事や、橋梁・歩道橋などの公共工事を行っています。

長年この仕事に携わっていますが、仕上がりを左右する“塗料の調色”が現場で短時間でできたときは喜びを感じます。

ただ高い技術だけではお客様の満足は得られません。
一番大切なのは、お客様目線で綺麗に仕上げること。この基本は長年大切にしています。職人目線だけでなく、誠実にお客様の目線を考えながら、満足いただけるように、妥協なく仕上げることを意識しています。

技術・技能の伝承が、職人としての使命

これからも塗装職人として、後で見返した時に、プロとして恥ずかしくない“綺麗な仕事”をしたいと考えています。

妥協なく仕上げるには誠実さと責任感の強さも必要です。技だけでなく、そういったことも含めて後輩に指導していきたいと思っています。あと何年、現場に立てるか、わかりませんが、後進の指導を行いながら、技術・技能の伝承を行うことが、皆さんへの恩返しと考えています。