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第2の塗料と呼ばれるラジカル塗料とは!?メリットデメリットを解説!

出典 : 関西ペイント

 

住宅塗装を検討もしくは、見積りを取っている方で気になることの一つが

「塗料の品質」

ではないでしょうか?せっかく高い金額を払って塗り替えても数年でもとにもどってしまっては意味がないですよね。

住宅塗装は営業の提案力や職人の技術はもちろんですが、塗料の質も経年劣化を防ぐ大切なポイントです。

そこで今注目されている「ラジカル塗料」をご存じですか?ラジカル塗料はこれまで住宅塗装で定番だったシリコンよりも耐久性能が高いのに金額がほぼ変わらないという驚きの塗料なんです!
今回は第2の塗料とも呼ばれている注目のラジカル塗料について紹介したいと思います。

ラジカル塗料とは?塗料のグレードはどうやって決まる?

第2やら大注目やら言われても、何が凄いのか今いちピンときませんよね?そもそも塗料のグレードって何なのか、そしてラジカル塗料は何が違うのでしょうか?

塗料のグレード

塗料というのは、

  • 「樹脂」
  • 「顔料」
  • 「添加物」
  • 「溶剤」

で作られており、グレードを決めるのが

「樹脂の素材」

樹脂の素材の良さ、つまり塗料グレードとしては、価格が安い方から

  • 【アクリル】耐久年数6年
  • 【ウレタン】耐久年数7~10年
  • 【シリコン】耐久年数10〜15年
  • 【フッ素】 耐久年数15~20年
  • 【無機塗料】耐久年数15~25年

アクリルはもはやあまり使われませんが、これまではシリコンかもしくはフッ素がおおよそ主流でした。
ただシリコンからフッ素へグレードを上げる場合材料の金額が約3倍!

つまり、グレードを変えるだけで単純に総金額が20〜40万近く変わってくるので、大切なことですがなかなか悩みどころですよね。

ラジカル塗料とは

ラジカル塗料とは2015年に日本3大塗料メーカーである日本ペイントから発売されたまだ新しい塗料です。
何がすごいかと言うとシリコンと同じ値段で耐久年数はフッ素よりも少し劣る程度という優れた機能をもつということ。

ラジカル塗料の性能として、「ラジカル」とは空気や紫外線など外的因子が顔料につくことで発生する劣化因子のことをさします。ラジカルが発生することで起きるのが

チョーキング

という現象。チョーキングとは日本語で白亜化とも言います。古い家の外壁を手で撫でると白もしくは粉状のものが手につくことがありませんか?

実は粉の正体は塗装に含まれる顔料なんですが、外壁が劣化により表面の樹脂がなくなることで、顔料が粉のようになって現れる現象なんです!

チョーキングを放置すると

  • カビ
  • クラック(ひび割れ)
  • 雨漏り

などもっと重大な被害に広がる可能性があります!そのチョーキングを長期に防ぐのがラジカル塗料なんです。

ちなみに!

ラジカル塗料のラジカルは樹脂の名前ではなく、正確には「ラジカル制御型塗料」と呼ばれて、シリコン樹脂やアクリル樹脂をベースとしたものです。

今やラジカル塗料は各塗料メーカーより販売されており、商品名としては「パーフェクトトップ」や「ダイナミックトップ」などがあります。

ラジカル塗料のメリット・デメリットとは?

そんなに凄いなら使うしかない!
と言いたいところですが、使う上ではきちんとメリットデメリットも把握した上で使うことが大切です。

ラジカル塗料のメリット

①値段が安いのに耐久性が高い
説明したように、シリコンと変わらない値段で、フッ素に近い耐久性が得られるということで非常にコストパフォーマンスがいいです。

②汚れにくい
チョーキングを防ぐことはもちろん、よくある雨だれ汚れなどが付きにくく、光沢に優れているのでキレイな状態が続きます。ちなみに、ツヤあり、ツヤ消し、3分ツヤなど選択できます。

③どこにでも塗れる
塗料の性質として相性の悪い素材やいい素材がありますが、ラジカル塗料はほぼどこでも塗れると謳われており、どんな外壁にも対応できます。

ラジカル塗料のデメリット

①新しい素材で実績が少ない
2015年に発売されたのでまだ10年もたっていない新しい素材です。そのため他の塗料に比べ実績は圧倒的に少ない。
ただ、塗料の耐久性を測る「促進耐久性試験」でも高い耐久性を示しており、現在多くの塗装会社が採用しています。

実施当社でも発売されてからすぐに採用していただいたお家もありますが、今なお変わらず美しい外観を保っているので、自信をもっておすすめしています。

実例

【Before】

こちらのお家は築20年以上たっているお家ですが、色褪せとチョーキングまた目地のシーリングの劣化が酷く見積りのご依頼がありました。

こちらのお家のポイントは

  • 外壁は関西ペイントのラジカル塗料であるダイナミックトップを使用
  • 屋根はフッ素樹脂の塗料を使用

金額的にもラジカル塗料がご希望に合い決定しましたが、地域性として寒暖差が激しく夏は暑い地域でもあるので、屋根だけは遮熱機能も兼ね備えたフッ素樹脂の塗料をおすすめしました。目地のシーリングも全て打ち直しています。

  • 延床約50坪
  • 金額:192万

【After】

色調は前とあまり変えず茶を基調にしたお家で仕上げております。とてもきれいになったと喜ばれていました!今も美しさは変わらず保たれています。

まとめ

ラジカル塗料とは、これまでの塗装グレードのシリコンの次にあたる比較的新しい塗料です。ラジカルの発生を防ぐことでチョーキング現象を長期に抑え高耐久性を備えている一方で、金額はシリコンと変わらないというコスパのいい商品です。

ラジカル塗料のメリットとしてはコスパがいいこと、汚れがつきにくいこと、どこにでも塗ることができるという点が挙げられます。

デメリットとしては、発売から10年たっていないので実例が少ないということが挙げられます。

大分で住宅塗装をおこなっている佐藤塗工は経験豊富な営業マンの提案力と、自社の誇れる技術をもった職人とで、あなたのお家を更に価値あるお家へと変えます。

大分で住宅塗装にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

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