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窯業系サイディングこそ塗装が必要!メンテナンス方法についても解説

窯業系サイディングとは外壁材の種類であり、サイディングの中でもデザイン性が高く人気があることが特徴です。レンガや木材調など種類も豊富で日々新しいデザインがメーカーより発売されています。

 

そのため、シェア率も高く多くの戸建住宅で採用されていますが、実は窯業系サイディングだからこそメンテナンスが必要であることをご存じですか?

 

メンテナンスを怠ることで、建物内部に影響を及ぼしたり、塗り替えるにしてもデザインを塗りつぶしてしまうなどせっかくの窯業系サイディングが台無しになることも。

 

そこで今回は今人気の窯業系サイディングのメンテナンスとして塗装の必要性や日頃のお手入れ方法まで解説いたいします。

 

窯業系サイディングが塗替えが必要な理由とは

ここでは窯業系サイディングの特徴から塗替え必要な理由まで説明いたします。

窯業系サイディングの特徴

 

窯業系は外壁材であるサイディングの種類の一つであり、セメントに繊維質を混ぜ薄く加工し塗装でコーティングされた外壁材です。窯業系サイディングはレンガ調から木目調まで最近は本物と一見見分けがつかないほどクオリティーの高い商品も増えています。

https://www.kmew.co.jp/shouhin/siding/feature/lineup.html

 

また、最近は表面を光触媒加工されたものもあり、耐久性も日々進化しているすごい外壁材です。メリットとしては、以上に上げているデザイン性や耐久性、また費用も実際のレンガや木などの外壁材に比べ安価であることなどがあげられますが、一方でデメリットとしてはそのデザイン性を保つためには定期的なメンテナンスが必須ということ。

 

サイディング自身の耐久性が優れていても周りをコーティングしている塗料の劣化は必ず起きるものです。

 

汚れやひび割れを隠すには塗りつぶすしかない

通常戸建住宅を塗替えする際に、色んな塗料から選択することができますが、窯業系サイディングの場合は少し異なります。

 

もともとのデザインにはとても細かい色彩が複雑に混ざっており、その色彩を塗装で同じように再現することは不可能です。そのためデザインを保ちたい場合は「クリア塗料」を選択する必要があります。多少の色褪せや劣化はクリア塗装でほぼ新築のような風合いに戻すことができますが、劣化が激しい場合はクリア塗料では劣化を隠せないため、色付きの塗料を塗るしかありません。

 

ただし、今は「多彩模様」という塗装もあり、複数の色が混ざり合った塗料のため石の風合いを出すことができます。

 

ただやはり、全く同じには再現できないということは覚えておきましょう。

 

窯業系サイディングの耐久年数

実際に窯業系サイディングの耐久年数は約20~30年ほどと言われています。

 

ただし!これは定期的にメンテナンスを行った場合であり、特にメンテナンスを行わなかった場合はこれよりも耐久年数が下がり、建物内部への影響が出てくる可能性があります。逆に早め早めのメンテナンスを定期的に行うと耐久年数は最大40年まで伸びるとも言われています。

 

窯業系サイディングの塗替え目安は?

窯業系サイディングのメンテナンスとして塗替え目安の年数や症状をご紹介します。

 

塗替えは10年~15年が目安

表面のコーティングの劣化が10年前後を目安に始まることから、できることなら建ててから10年、遅くても15年以内の塗り替えが適切でしょう。

 

また、サイディングをつなぐシーリングの耐久年数は8~10年ほどであり、経年劣化にてひび割れやちぢみなどの症状ができてきます。サイディングが問題なくてもシーリングに破損があればそこから内部へ雨水などが入りこみますので、注意が必要です。

 

塗替え目安の劣化症状5つ

 

①チョーキング

乾いた外壁を手で触った際に白い粉がつくことはありませんか?この症状をチョーキング(日本語では白亜化)と言います。本来塗料の表面は樹脂がありその下に色の成分である顔料があります。チョーキングは表面の樹脂が劣化しその下の顔料が表に出ている状態です。

 

表面の樹脂で外壁を守っているため、その樹脂が劣化しているということは早めの塗り替えが必要です。汚れや長く雨水にさらされることでサイディング自体も劣化していきます。

 

またチョーキングが出ている場合は、再塗装する際に高圧洗浄でチョーキング層をしっかり洗い流した上で塗装を行わないと施工不良となる可能性があります。

②ひび割れ

0.3mm以下の細かい亀裂やひびなどはありませんか?外壁は気温や湿度の差や地震などによって収縮や拡張を繰り返し動いています。そのため、時間の経過とともにひび割れなどの症状がでてきます。ひび割れを放置するとひび割れが広がったり割れたりなどの症状に繋がります。

 

多少のひび割れや欠けであれば、補修と再塗装で対応できますが、範囲が広く内部まで影響が出ている場合は一部貼り直しなどの必要も出てきます。

 

③色褪せ

常に紫外線にさらされている外壁は10年ほどたつと色褪せの症状が出てきます。ただ色褪せの症状があるからとすぐどうかなるということではありません。色褪せを感じたらそろそろ塗替えをする必要があると考えておきましょう。

 

また、色褪せがやチョーキングがひどい場合はクリア塗装はできない可能性もありますので、サイディングの風合いを変えたくない場所であれば早めの検討が必要ですね。

 

④カビやこけ汚れ

窯業系サイディングは表面に細かい凹凸があり汚れが付きやすいと言えます。ただし、最近は表面のコーティングの機能も上がっていますので、前よりもずっと長い期間きれいな状態が保てるようになっていますが、汚れがついてきた時点でその機能も落ちてきていると考えていいでしょう。

 

特にかびなどの汚れはその部分の塗膜が劣化している場合、サイディングの内部に根を貼り高圧洗浄でも落としきれない場合もあります。そのためカビや苔汚れは見つけ次第自分で対処できる部分は定期的に洗浄したり、また塗替えか洗浄だけでもプロにお願いするというのも一つの手です。

⑤反り

サイディングは本来たいらなものですが、横から見た時に波ってみえたり、サイディングの切れ目が浮いて見えたりということはありませんか?サイディングの変形でおきる最初の症状と言われています。反り→ひび割れ→割れというふうにサイディングの変形から破損へとつながっていきます。

 

原因としては目地のシーリングが破損、もしくは塗膜の劣化や破損によってサイディング内部が雨水を吸うことで徐々に変形して反りの症状が出るためです。

 

反りが出ているという時点で塗膜やシーリングの補修が必要であり、また放置することでサイディングのひび割れや割れなどの破損が起きたり、反りで浮いた部分から雨水が多く入ることで雨漏りなどの内部への大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

窯業系サイディングのメンテナンス方法とは

定期的なメンテナンスで綺麗を長い期間保つことができます。

塗り替え

上記でお話したように10年に一回のペースで塗り替えを行いましょう。また塗替え時に、塗料のグレードをフッ素や無機など機能が高いものを選ぶことで、次の塗かえが15~25年後にも伸ばすことができます。

 

またその際はシーリングも耐久年数の高いものを選ぶことで、長い目で見た場合コストパフォーマンスがいいと言えます。

年一回は点検・清掃

一年に一回は一度外壁をぐるっと見て回りましょう。外壁とシーリングの状態を正しい知識をもってご自分で確認することが大切です。またその際にこけなどの気になる汚れがあるさいは、手が届く範囲であればスポンジなどでやさしく落としてみましょう。

 

最近は家庭用の高圧洗浄機もあり、持っている場合はぜひ使ってきれいにしてみてください。最初は水で、それでも落ちない時は家庭用洗剤や苔やカビなどは専用の洗剤がありますので、そちらで洗ってみましょう。

 

ポイントは、スポンジなどでやさしくこすること!決して固いブラシなどでこすらないようにしましょう!

 

まとめ

窯業系サイディングのメンテナンスとしては10年スパンの塗り替えが必要ですが、そのデザイン性を活かしたい場合はクリア塗装が必要となります。

 

そのために、色褪せやサイディングの破損、ひどい汚れなどがある場合はクリア塗装ができませんので、早め早めの塗り替えが必要です。

 

また塗替え以外にも年に一回は自分で外壁とシーリングの状態を確認しましょう。そして汚れがあれば水や家庭用洗剤でやさしく落とし汚れは放置しないことが大切です。

 

大分県の佐藤塗工は、窯業系サイディングだけでなくさまざまなサイディングの塗り替え実績があり、工務店から各ハウスメーカーの戸建住宅にも対応しています。

 

大分でサイディングや窯業系サイディングの外壁塗替えをご検討中の方は、佐藤塗工は現地調査から見積りまで無料ですので、一度ご相談ください。

 

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