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ガルバリウム鋼板のメンテナンスとは?塗替えやメンテナンス方法をご紹介

ガルバニウム鋼板という建材をご存じですか?戸建て住宅の外壁や屋根の建材として人気が高く、スタイリッシュな見た目と耐久性も高いことから多くの住宅で採用されています。

耐久性に優れていることが特徴であるガルバニウム鋼板ですが、メンテナンスフリーではありません。メンテンナンスを怠ると、当初聞いていた耐久年数よりも早い段階で補修が必要になる場合もあります。

今回はガルバニウム鋼板とはどのような建材なのか、またセルフメンテナンスから、プロへ依頼するべき症状やタイミングなど詳しくご紹介します。

ガルバニウム鋼板とは?

ガルバニウム鋼板とはアメリカのベスレヘムスチール社で開発されたアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板です。アルミニウム・亜鉛・シリコンから形成され、耐久性に優れた建材ですが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

耐久性は25年から35年

ガルバニウム鋼板は25年から35年もの長さの耐久年数をもつといわれています。価格は通常の外壁や屋根材よりは単価は上がりますが、耐久年数が長いことからコストパフォーマンスは良いとされています。

熱反射率が高く、耐熱性にも優れている

アルミニウムの含有率の高さから、オーブントースターや炊飯器などにも使用されるほど耐熱性が高いとされています。またガルバニウム鋼板の表面は熱反射率が高いため、高温化でも屋根の温度上昇が少なく、屋根材として使用した場合室内の温度上昇防止にも効果があります。

錆に強い

ガルバニウム鋼板の表面のめっき層は、アルミと亜鉛のそれぞれのメリットである錆に強い作用がバランスよく発揮されて、通常の金属製のものに比べ長期期間防錆効果が続くとされています。

 

ガルバニウム鋼板のメリット・デメリットとは?

 

ではガルバニウム鋼板のメリットデメリットはどのような点があるのでしょうか?

ガルバニウム鋼板のメリット

  • 耐久年数が長い
  • スタイリッシュでデザイン性が高い
  • 屋根材として使用することで耐震性が向上する
  • カバー工法で採用することができる

メリットはガルバニウム鋼板の詳細を説明した以外にも、デザイン性としては最近はレンガ調のデザインも出ており、金属でありながら好みのデザインを選択することができます。また軽く薄いことから、屋根材として使用することで建物の負荷が少なく、耐震性の向上を期待することもできるのです。

またリフォームとして外壁や屋根が修繕が難しい場合に、カバー工法(重ね張り)にてガルバニウム鋼板を使用することができます。既存の外壁材の上から新しい外壁材を上張りする工法ですが、薄く軽いガルバニウム鋼板だからこそできる方法です。

ガルバニウム鋼板のデメリット

  • 施工単価が高い
  • 種類によっては断熱性や遮音性が低い場合がある
  • デザインによっては好みが分かれる
  • 錆が出る

ガルバニウム鋼板の単価については、種類によっても単価は様々です。以前は断熱性や遮音性が低く問題となることもありましたが、現在では断熱材入りのものや遮音性にも優れているものも多くありますので一概には言えません。ガルバニウム鋼板の表面には塗料が塗られていますが、その塗料が焼き付けられているものもあり単価は上がりますが、やはり耐久性には優れていることは言うまでもありません。また通常の金属に比べ錆に強いことは確かですが、まったく錆びないかと言われると錆が出ることももちろんあります。

錆の状況は建物の環境に左右されるので、外観が気になる方は定期的にメンテナンスが必要でしょう。

デザインに関しては、レンガ調やタイル調などを選択される場合は、窯業系サイディングなどに比べるとやはり質感は劣ります。細かい再現性まで気にされる際は一度実物をご覧になってから選択されることをお勧めします。

ガルバニウム鋼板のメンテナンス

ご自分である程度メンテナンスをしたいという方であれば、手が届く範囲で定期的に洗浄することをお勧めします。庇の下など雨水が当たらない場所などは汚れがたまりやすく、カビや藻汚れが蓄積しやすい場所です。カビや藻汚れが長期間付着すると錆の原因にもなりますので、その際は水洗いをするか水か家庭用洗剤などの中性洗剤を付けて濡らしたスポンジで優しくこすると良いでしょう。

家庭用高圧洗浄機もありますが、当て方によってはガルバニウム鋼板がへこんだり表面を気づ付ける可能性もあるため、注意が必要です。高所での作業は危険が伴いますので、2階部分などは専門の業者へ依頼すると良いでしょう。

塗装専門業者に高圧洗浄のみお任せすることもできます

塗替えだけでなく、高圧洗浄のみを塗装専門業者へ依頼することもできます。住宅の構造によっては足場が必要になる場合があるので、一度相談してみましょう。高圧洗浄のみでも定期的に行うことで新築のようにきれいになることもこともあります。一緒の駐車場などの外構も一緒に洗浄することでよりきれいになるのでおすすめです。

ガルバニウム鋼板の劣化症状は?

耐久年数の長いガルバニウム鋼板ですが、場合によっては錆などの症状がでることがあります。どのような症状が出たときに塗替えなどのプロのメンテナンスを検討する必要があるのでしょうか?

色あせ

ガルバニウム鋼板の表面の塗膜が長期間紫外線にさらされることで起きる最初の症状が色あせです。色あせが出てきた際は、表面の塗膜が劣化してきていると考え、緊急性はありませんが近いうちの塗替えを検討しましょう。

チョーキング

表面を軽く手で撫でた際に手に白い粉が付くことをチョーキングと言います。ガルバニウム鋼板の表面の塗膜の劣化症状であり、塗料に含まれている色成分が粉上になって表面に出てきている症状のことを言い、別名白亜化とも言います。チョーキングが起きている場合は、塗膜が劣化し中のガルバニウム鋼板がむき出しになっている状態であるため、早めに塗替えの相談をしましょう。

へこみや傷

薄く軽いという特性から、外部からの衝撃に弱くへこみやすいという特徴もあります。ただし、厚みがあるものや波型などのデザインのものは外部からの衝撃にも強いものもありますので、へこみが気になる方は衝撃に強いものを選択すると良いでしょう。

赤サビや白サビ

通常の金属よりは錆びに強いですが、傷や凹み、経年劣化による表面の塗膜の損傷、カビやコケ汚れを長期間放置することで錆びが発生することもあります。

白サビは白い汚れのようなものが付着する状態であり、亜鉛が酸化したことで発生します。白サビが発生しているということは、表面の塗膜が剝がれている状態であり、放置することで増殖し赤さびへと変化していきます。赤さびが悪化することでひどい場合には穴あきの原因になることもあるため、白サビが発生した時点で早めの塗替えを検討しましょう。

さいごに

外壁材、屋根材ともに年々便利でおしゃれな建材が開発されています。デザイン性はもちろんですが、購入時は後々のメンテナンスのことを考え機能面なども重視し選択することも大切でしょう。

外壁の気になる箇所が出てきた際は、ハウスメーカーでも良いですし地元の塗装専門業者へ一度調査をしてもらいメンテナンスの相談をお勧めします。

大分市の佐藤塗工は地元の塗装専門店として外壁塗装、屋根塗装、防水工事等多くの施工実績があります。施工後は住宅のパートナーとしてメンテナンスや相談等も受け付けておりますので、安心してご相談ください。現地調査から見積もりは無料ですのでお気軽にお声がけください。

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