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屋根瓦って塗装できる!?陶器瓦やセメント瓦などの違いをご紹介

陶器瓦もしくは日本瓦とも呼ばれますが、住宅塗装を検討した際に
「陶器瓦だから塗れません」
と言われたことはありませんか?
実は同じ屋根瓦でも素材によって塗装ができるかどうかが変わります。

ただし陶器瓦の場合は当社でも塗替えはおこないません。
一方でセメント瓦やモニエル瓦などは塗り替えできますし、定期的な塗替えによって瓦を守り雨漏りを予防してくれます。

屋根は見えにくいからこそ、塗替え時に提案をした際に「どうして?」となる方が多いので、今回はちょっと塗装からは離れますが、お役立ち情報として陶器瓦のことから、見分け方などご紹介します。

ちなみに大分の佐藤塗工は塗装屋であって瓦屋さんではありませんのでご注意くださいね!(笑)

陶器瓦とはどのようなもの?

日本瓦の歴史は長く、始まりは紀元前前の中国から。そこから日本に普及し、改良を重ねて一般家庭にも使われ始めたのが江戸時代頃です。日本を代表するお寺や寺院などが古くも形を保っているのは日本の職人の腕のおかげですね。
そんなすごい陶器瓦をご紹介します。

陶器瓦の種類

陶器瓦は粘土を材料に焼き固められた瓦のことです。昔の日本家屋はほとんど陶器瓦の屋根でできており、耐久性に優れ現在でも多くの住宅に使われています。

今は陶器瓦でもむかしのようなS字の形だけでなくさまざまな形があります。また陶器瓦でもいぶし瓦のや釉薬瓦のように表情が異なる瓦もあります。

出典 : https://kensetsu.ipros.jp/product/detail/1357557005?hub=39+%E9%99%B6%E5%99%A8%E7%93%A6

【いぶし瓦】
いぶし瓦は年数と共に色むらが出てくることが特徴です。「いぶし銀」なんてことばがあるように、年月とともに味が出てきて古くからある日本家屋ではいぶし瓦がほとんどです。ちなみに、瓦割りのパフォーマンスをする時に使う瓦もいぶし瓦だそうです!(笑)
特徴にいろむらが出ると言いましたが、やはり陶器瓦ですので変色することはなく苔もつきにくいすぐれものです。耐久年数は40年ほどと言われています。

【釉薬瓦】
瓦を焼きあげる前に、釉薬をかけて焼いたのが釉薬瓦です。陶器のように表面がてかてかしており、まさに陶器のような瓦です。釉薬によってさまざまな色合いをだすことができ、変色もすることはありません。
耐久年数は約60年ほどであると言われています。

陶器瓦の特徴

実際に陶器瓦の特徴は以下の3つです。

①耐久年数が高い
耐久年数は種類によって、40年~60年と半永久的にもちます。よく古代の陶器が発掘されるように、陶器なので破損しない限りは半永久的にもちます。

②メンテナンス不用
釉薬が焼き固められることでガラス質となり水をはじき汚れも落としてくれます。スレートやセメント瓦などは経年劣化で苔や変色が起きるのに対して、陶器瓦は年数がたってもそのようなことがあません。そのため塗替えは基本必要ありません。

③色のバリエーションが多い
釉薬の種類によってカラーバリエーションが高くメーカーによっては数十種類にも及びます。洋瓦というものもあり、形や色によって洋風の家にも合わせることもできます。

陶器瓦は全てメンテナンスフリー?葺き替えとは?

耐久年数も高く、メンテナンスフリーであると説明しましたが、「陶器」である以上弱点ももちろんあります。どのようなことに気を付けるのでしょうか?また葺き替えという言葉を知っていますか?

陶器瓦は割れる可能性がある

高いところから陶器を落とせば割れるように、瓦も障害物が当たる事で割れる可能性があります。台風の時の障害物やアンテナが倒れて割れることもあります。

また板金を固定するための釘が原因で割れることや、不慣れな業社を屋根にあげてしまい瓦を割ってしまったり。ただ、海風があたる場所では塩害や寒さによる凍害などによって脆くなっている可能性もあるので一概には言えないところです。

ただ1枚でも割れると、そこから雨水が入り対応が遅れることで屋根全体の補修が必要になるなんてこともあるので注意が必要ですね。

陶器瓦の葺き替えと相場とは?

屋根瓦を新しい物に交換することを葺き替えと言います。陶器瓦は半永久と説明しましたが、瓦の下に敷いてあるルーフィング(防水シート)のは実は20年程度しかもたないのです。

そのため、瓦に問題がなくても実は20年程度で一度メンテナンスが必要です。相場としては、瓦の種類でも変わりますが、

5,500~116,000円/㎡程度とされており、平均35坪二階建ての家では屋根の広さを60~80㎡程度と仮定して約36万前後です。そこに、足場代もかかってくるので50万以上は確実にかかると言われています。

陶器瓦と他の瓦との見分け方とは?

陶器瓦について説明をしましたが、実際自分の家の瓦が何瓦なのか分かりますか?陶器の場合は塗替え不用ですが、一見同じ瓦でもセメント瓦やモニアル瓦は塗替えが必要です。その見分け方をご紹介します。

陶器瓦とセメント瓦の見分け方

セメント瓦は一見同じ瓦ですが、安価で軽量であることが特徴です。ただ現在は新築の家ではほとんど使用されることはないそうです。実際に屋根に上ってみると確実ですが、遠くからみた場合の簡単な見分け方としては

  • 白っぽく変色してないか
  • 苔や汚れ、サビなどが付着していないか
  • 照りの有無

おおまかこの3点でしょうか。照りがあれば陶器瓦であると言えますが、分かりにくい時は色褪せや汚れ具合などを見てみて下さい。
ただやはりプロがきちんと屋根に上がってみることが確実ですね。

まとめ

今回は塗替えではなく陶器瓦の説明を中心にしました!塗装は会社の数だけやり方も様々です。ただ弊社は陶器瓦の特徴や塗替え後の長い経過を見た上で、塗替えは基本は行っていません。

ただ、住宅の塗替え時にせっかく高額なお金をだして足場をたてるので、普段見えないような場所も点検させていただき屋根に関しても塗替えはしなくても補修の提案などはさせていただいております。もちろん補修が必要の際は、提携している瓦屋さんにやってもらいますのでご安心ください。

大分県の佐藤塗工は住宅塗装のプロであり、お家のドクターとして外観だけでなく住宅の機能が長続きするようトータルでアドバイスを行います。

大分で住宅の塗替え、もしくは屋根補修など分からないことがありましたら、点検・相談は無料ですのでいつでもご相談ください。

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