WORKS & COLUMN施工実績・コラム

外壁塗装の寿命は?塗替えのタイミングや注意すべき症状を紹介

家の外壁の色あせや汚れが気になるけど、外壁塗装はいつしたら良いのか?業者によって言うことも見積もりも違うけど本当に必要な工事なのか?など、外壁塗装についてのお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?

今回は外壁塗装の寿命から、外壁塗装を検討すべき塗膜の劣化症状までわかりやすくご紹介します。

外壁塗装の寿命や価格は塗料によって異なる

外壁塗装と一言で言っても塗料によって寿命や特徴も異なります。平均的に10年前後での塗替えがスタンダードですが、長いものでは20年を超える高い耐久性を誇る塗料もあります。

陽が良く当たる屋根は無機で塗替え外壁はラジカル塗料を選定するなど、部位によって適切な塗料を選定すると良いでしょう。

アクリル塗料・ウレタン塗料

アクリル塗料は一番グレードが低く、耐用年数は約5~8年。一つ上のグレードのウレタン塗料の耐用年数は6~10年です。安価ですが劣化しやすいため、現在ではほとんど使われることがなくなりました。

価格:1,500円~2,200円/㎡

シリコン塗料

10年程前までは主に使用されていた塗料がシリコン系の塗料です。紫外線に強いという特徴を持ち耐用年数は8~12年ほどであり、価格と耐久性からコストパフォーマンスの良い塗料であり人気がありました。現在は下記のラジカル制御型のシリコン塗料へと移行しています。

価格:2,200円~3,000円/㎡

ラジカル塗料

発売されてまだ比較的新しい塗料ではありますが、現在主に選ばれている塗料がラジカル制御型シリコン系の塗料です。塗料の天敵である酸素や紫外線に触れることで発生する「ラジカル」という因子の発生を防ぐという特徴があります。ラジカルの発生を抑えることで塗膜の劣化症状である外壁表面に触れたときに白い粉が付くチョーキングという現象を抑えてくれる効果があります。価格はシリコンよりも若干高くなりますが、耐用年数は8~15年であるため、現在コストパフォーマンスが最も良い塗料です。

価格:2,500円~4,000円/㎡

フッ素塗料

耐用年数は15~20年もつとされています。外壁にしっかりと密着し、紫外線に強く親水性も高いことから雨で自然に汚れが落ち、長期間光沢を維持できるという特徴があります。ただし、価格がシリコンやラジカルに比べ約1.5倍ほどの価格が上がります。

価格:3,500円~4,800円/㎡

無機有機ハイブリット塗料

塗料の中で最高ランクが無機塗料です。耐用年数は最長の10~25年です。価格はフッ素よりと同じかもしくは若干高くなります。塗料の劣化原因である紫外線に影響を受けないものがガラスや鉱石などの「無機物」です。ただし、無機物は非常に硬いため、有機物を一部混ぜ、無機物のメリットを最大限に活かしたものが無機有機ハイブリット塗料です。

価格:4,500円~5,500円/㎡

外壁塗装の寿命は環境にも左右される

同じ条件の住宅であっても、周囲の環境で塗装の寿命は変わります。以下の3点のいずれかに当てはまる場合は注意が必要です。

ただし、外壁に最適な環境というケースはなかなかないため、気を付けるべき環境にある際はその環境に適した塗料を選定することや、塗替えの時期を考える等対策をとることが大切です。

周囲に森や植物が多くある

自宅の側に森や木々が多くある場合は特に注意が必要です。木々はコケの胞子が漂っており、外壁に付着することで増殖します。また、日当たりが悪く湿度の多い場所であれば更に増殖しやすくなりますので、近くに緑が多くある場合は、定期的に高圧洗浄や汚れから守ってくれるバイオ洗浄などがおすすめ。

一度付着してしまった苔を放置すると塗膜の劣化を早め屋根や壁材の劣化原因になりますので、苔汚れを見つけた際は早めに対処しましょう。

海に近い

海の近く、特に海から5キロ圏内の場所には潮風が吹いており、塩害の注意が必要です。塩害により塗膜の劣化を早め金属の錆の原因にもなります。塗膜が劣化する前に早め早めに塗替えの検討が必要な地域です。

交通量の多い公道が側にある

交通量の多い道路の近くでは排ガスが多くただよっており、排ガスにより外壁も黒ずみなどの汚れが付着しやすいのです。黒ずみ汚れが付着すると、外観的な問題はもちろん、汚れを長期間放置することで落ちにくくなり、高意匠サイディングなどデザインが特徴的なサイディングを塗替える際に、汚れが落ちない場合は塗りつぶすしかないなど外壁のデザインが台無しになってしまうことも。

注意すべき外壁塗装の塗膜劣化症状5つ

では、実際に外壁塗装を早めに検討すべき症状とはどのようなものがあるのでしょうか?

色あせ

塗膜の表面にある樹脂が劣化し始めている状態です。防水性も下がっており、放置することで汚れが付着しやすく塗膜の更なる劣化が起きる可能性があります。緊急性はありませんが、色あせが目立ち始めたらそろそろ塗替えの検討を行いましょう。

苔・カビ汚れ

コケやカビ汚れが目立ち始めたら、早めに取り除く必要があります。放置することでカビは根を張り、苔なども塗膜を劣化させる原因になります。あまり長期間汚れが付くと高圧洗浄でも取れず、外壁の柄を活かすことができるクリア塗装などができなくなる可能性があります。緊急性はありませんが、何らかの対処が必要です。

汚れが付きやすい環境にある、また陽が当たりにくく湿気がたまりやすい箇所がある場合は、手の届く範囲であれば家庭用洗剤を付けてやさしくこすり落としてみましょう。また定期的に塗装業者に高圧洗浄のみお願いすることもおすすめです。

チョーキング

壁を手で触れたときに白い粉が付くことをチョーキング現象(別名 白亜化)といいます。これは塗膜の表面の樹脂が紫外線で劣化し、顔料が粉となって出てきている状態です。顔料がむき出しになっている状態であるため、カビや苔汚れが付きやすく、ひび割れ等建材自体に影響が出てくる可能性があるため、できるだけ早めに塗替えの検討を行いましょう。

ひび割れ

住宅は地震や振動など揺れによってひび割れが起きてきます。ひび割れはクラックとも呼ばれますが、クラックの幅が0.3㎜よりも細い場合はヘアークラックと呼ばれ、それ以外の大きいものはクラックと呼ばれます。通常ヘアークラックは劣化の初期症状のため緊急性はありませんが、ヘアークラックが増えてきた、もしくは大きくなってきた場合は、雨水や湿気が入りこみ外壁をもろくしてしまうため、早めの対処が必要です。

ひび割れの幅が0.3mm以上のクラックが見つかった場合は、上記と同様雨水や場合によってはカビやシロアリの発生の原因にもなりますので、早急の対処が必要です。

剥がれ・膨れ

塗膜の剥がれは、塗膜の経年劣化やひび割れなどが原因となり塗膜が剥がれ欠けている状態であり、早急の対処が必要です。放置することで剥がれの範囲が広がり、剥がれた部分から雨水や湿気が浸入し躯体まで侵食し雨漏りの原因となることも。また塗膜の膨れも、ひび割れなどから水分が入り込み塗膜が膨らんだ状態であり早急な対応が必要です。剥がれ、膨れともに経年劣化の症状ですが、もし外壁塗装後すぐに起きた場合は施工不良の可能性もあるため、施工店へ連絡しましょう。

おわりに

必要な工事を適正な価格で丁寧に施工してくれることは、当たり前のことですがそうではない施工業者がいることもあります。信頼できる施工業者と出会うためにも、塗装の基本的な知識を身に着け、任せっきりにするのではなくご自身でも確認をすることもおすすめです。

大分市の佐藤塗工は、地元の塗装専門店として大分県内全域、戸建て住宅から官公庁、大型マンションまで幅広く対応し塗装実績も大分県1です。外壁塗装、屋根塗装だけでなく防水工事、屋根の葺き替え、外構などご相談に応じて対応いたしますので、お気軽にご相談ください。現地調査は屋根など高所でもドローンでの調査を用いて丁寧に確認し、お見積りまで無料で行っております。

佐藤塗工の施工実績

よく読まれている人気のコラム

大分の戸建住宅の外壁塗装は
佐藤塗工におまかせください!

見積もり調査など無料ですので、お気軽にお問い合わせください(月〜金 9:00-17:00) 見積もり調査無料!(月〜金 9:00-17:00)