2021年7月24日

大分市U様邸　外壁塗装・ベランダ防水・テラスポリカーボネート板交換・クロス張替えを行いました

: Before

: After

今回は築１５年の住宅の塗替えをさせていただきました。住宅街で周辺の住宅が密集しており施工に注意が必要な現場でした。

施主様お悩みポイント

施主様のお悩みポイントは主に２つでした。

シーリングの劣化

シーリングのひび割れから、写真のように取れかかっている箇所もありました。

色あせ

外壁も全体的に色あせが見られましたが、施主様が特に気にされていた事は付帯物である樋や小庇板金などの色あせでした。

塗装ポイント

施主様のお悩みポイントの中で特にシーリングを気にされていたため、シーリングをすべて打ち直す際に新しいシーリング材を長期高耐久型シーリング材をご提案させていただきました。

また立地として、住宅同士の距離が近く施工するにあたりご迷惑にならないよう周辺へのあいさつやご案内は特に丁寧に対応させていただきました。

外壁塗装

高圧洗浄後シーリングの打ち直しから行います。

上記が施工前のシーリングです。

古いシーリングをはがし、新しいシーリングがよく密着するためにプライマーを刷毛で丁寧に塗っていきます。

プライマーが乾いたら、新しいシーリングを充填していきます。この時に隙間がないよう充填しないと劣化の原因になります。充填後にヘラで均等の押し込んでいきます。

完成です！

今回使用したシーリング材であるオートンサイディングシーラントです。

単価は高くなりますが、通常のシーリングの耐久年数が７～８年であるのに対して、耐久年数はなんと１０年以上でありシーリングの劣化原因となる紫外線に強く、また柔軟性が高いことが特徴です。

サイディングは地震などの振動や、天候や気候よる湿度や温度の変化で収縮と膨張を繰り返すことで動きが見られます。サイディングのつなぎ目の役割をもつシーリングもその動きに合わせるため、柔軟性のある素材となっていますが、紫外線や動きによる経年劣化により細かいひび割れや剥がれとなって影響が起きてくるのです。その状態を放置することでサイディングの隙間から水や埃、虫が浸入することでカビやシロアリなどの原因となり、長期間放置することで住宅の躯体にも影響を及ぼすことも。

そのため、外壁の塗替えの際にはサイディングの打ち替えも一緒に行うことが大切ですが、シーリングの劣化が気になる方や塗料を無機塗料など長期間塗替えが不必要な塗料を選定した場合は、シーリング材も耐久年数が高いものを選択することをお勧めします。