大分市Y様邸 外壁塗装・小庇板金カバー工法・コンクリート爆裂補修を行いました
- Before
- After
今回はベランダ部分が爆裂を起こしている住宅の塗替えを行いました。
施主様お悩み
ベランダの爆裂
外壁の汚れやひび割れ、各種鉄部の錆
外壁はリシンで仕上げられている住宅ですが、全体的に汚れやひび割れなどが目立つ状態であり施主様も気にされていました。特にベランダは 「爆裂」 と言って、コンクリートの内部の鉄部が見えている状態のため補修が各種必要な状態でした。
コンクリートの爆裂とは?
コンクリートの爆裂という言葉を聞いたことはありますか?正しくは鉄筋爆裂と言いますが、これはコンクリート内部にある鉄筋が錆びて膨張することによっておこるコンクリートの破損であり、劣化現象の一つです。コンクリート面が膨張していたり、表面がぼろぼろと剥がれ落ちてきている、ひどい場合には中の鉄筋が見えているなどの症状が出ているときはコンクリートの爆裂が起こっている可能性があります。
爆裂はコンクリートのひび割れが原因で起こる
爆裂は鉄筋が錆びることで発生しますが、コンクリートで覆われているはずの鉄筋がなぜ錆びるのかと言うと、コンクリートのひび割れによって内部に水や空気が浸入することで錆びる原因となります。
内部に侵入してきた水や空気によって鉄筋に錆が発生すると、鉄筋に錆が発生し周囲のコンクリートが押し出されることで爆裂が起きます。
爆裂予備を早めに見つけよう
爆裂を起こし、鉄筋が見えているものは早急な修繕が必要ですが、それ以外にも以下の症状がある際には早めの修繕が必要です。
- ひび割れが広範囲に広がってきた
- コンクリートの表面が膨れてきた
コンクリートは経年劣化によってひび割れが起きます。そのひび割れを長期間放置することによってひび割れが広範囲に広がってきたり、カビやコケなどの汚れが付着することによって爆裂を起こし、コンクリートの強度が徐々にもろくなっていきます。また、鉄筋が錆びもろくなってきた場合鉄筋を交換することは非常に難しく、部分補修では対応できなくなる可能性も。
また、天井部分など人の出入りが多い部位の高所に爆裂が見られた場合は、破損したコンクリート片が落下し危険なケースもありますので、早めの補修が必要です。
爆裂の補修
爆裂を起こしている場合は、調査を行い爆裂箇所をマーキングし錆びついた鉄筋が露出するまでコンクリートを切り崩します。露出した鉄筋の錆をきれいに落とし、防錆処理をし埋め戻します。
ひび割れに関しては、0.3mm未満の細かいひび割れはひび割れに強い下地材を用いて塗装することで対応することができますが、0.3mm以上の深さのあるひび割れについてはひび割れ部位に専用材を充填するなど部分補修が必要になります。
塗装ポイント
全体的に補修が必要な個所が多くあります。コンクリートの爆裂に関しては部分補修で対応し、タイルの破損が激しかったため、カバー工法をご提案させていただきました。また、小庇板金に関しても、錆が広範囲に広がっていたため、同じく板金のカバー工法で対応させていただきました。
外壁塗装
外壁表面にも細かいひび割れが多くみられました。
外壁のひび割れが多く見られたため中塗りの材料を微弾性フィラーを使用しました。微弾性フィラーとは壁表面の細かいひび割れの隙間を埋めてくれ、塗料に弾性を持たせる働きがあり更なるひび割れの発生を予防してくれます。また、外壁全体のひび割れや凸凹した面が多かったため、塗料を厚りで仕上げるマスチック仕上げで施工しています。
下地から上塗りを繰り返すことできれいになってきましたね。
ベランダ部分のタイルは板金のカバー工法を行い、その上から塗装し仕上げました。
外壁や鉄部補修し、とてもきれいに上がりました。
おわりに
外壁の損傷が激しいケースでも、補修や塗装によって対応できるケースもあります。希望のご予算やライフプランによってご提案できる施工プランは様々ですので、まずはご希望をお聞かせください。
大分市の佐藤塗工は、官公庁や大型マンション・ビルはもちろん戸建てにも対応しています。ご希望の方は、現地調査からお見積りまで無料ですのでお気軽にお声かけください。外壁塗装から屋根塗装、屋根瓦の葺き替え、防水工事やエクステリア工事まで戸建ての工事様々対応可能です。
今回実施した工事内容について
- 施工場所
-
大分県大分市中津留
- 施工期間
- 2018年12月 工事期間2週間
- 屋根外壁材質(使用塗料)
-
屋根 : 陶器瓦(施工なし)
外壁 : リシン面(ダイナミックTOP)
- 使用塗料グレード
-
屋根 : なし
外壁 : ラジカル形水性シリコン
- 施工費用
-
約92万(税込)
お客様アンケート
ギャラリー
クリックで拡大表示されます